月別アーカイブ: 2016年1月

俳句・短歌の会

「孫よりの新年のハガキにおばあちゃん
  長生きしてねとうれしきたより」
嫁いでいった孫から年賀はがきが届いたが、幼いころはべったりとくっついて離れなかった孫が、いつの間にか離れていたが、長生きしてね、の一文に、思い出してたいへん嬉しかった事を詠んだもの。

「念願の花植えつけて春を待つ
  素直にのびる水仙の花」
作者は水仙が好きで、植えよう、植えようと思いながらなかなかタイミングが合わず、今まで出来なかったが、今回はうまくタイミングが合い、植えつけたので、茎が一本、まっすぐに伸びる美しい水仙の花が咲くのを待っている気持ちを詠んだもの。

「十六夜(いざよい)もいいもんですねと云う妻の
  皺(しわ)の増えたる横顔を見る」
満月の次の日、満月はいいものだけど、いざよいもなかなかいいもんですね。と言う妻の、久しぶりに見る横顔には皺が増えてきている・・・苦労させたかなあ、と感じたもの。

「鏡見てキラリ白髪(しらが)をえらび抜く
  ムダ!!とさとす娘(こ)嫁入り前」
鏡を見ながら、この頃出だした白髪を抜いていると、長女が、白髪は抜くともっと増えるのでは・・・ムダよ!と
さとした場面を詠んだもの。

アメリカのロスアンゼルス在住の竹村典子さんから送っていただいた川柳です。

「雪山が おいでと手招き しています」
クリスマス休暇を家族で行かれる前の嬉しさを表現されました。

「偽物が 肯定される ツリーかな」
クリスマスツリーをもみの木で飾るのは、環境保全のため代用のものを使用するのが当たり前になってきている・・・との事。

「薬物の テストも気軽に できるとは」
アメリカでは、学校で薬物テストをしている・・・との事。 それを表したものです。